- 「コク」「キレ」とは何か知りたい
- コーヒーの後味について理解したい
コーヒーでよく耳にする「コク」「キレ」はどんな味か説明してくださいと言われると戸惑いますよね…
そもそもコーヒーの味を言語化するって難しい!
そう感じていた時に、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ優勝者の井崎英典氏の著書である「世界一おいしいコーヒーの淹れ方」にめぐり合い、コーヒーについて右も左もわからなかった私でも味に対して少し明るくなってきました。
本記事では、コクとキレについて一体どんなものか、どう識別していけば良いかを解説していきます。
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コーヒーのコクとキレとはいったい何か…
コーヒーの香りや味の成分は、何百種類も含まれています。
「コーヒーの味の違い」と一口に言ってもさまざまで、初心者が深く味を識別できるようになるのは至難の技。
しかし、「苦味」「酸味」に次いで比較的わかりやすい部分は他にもあります。
それが、一般的に言われる「コク」と「キレ」
このコクとキレは、コーヒーの味で感じられる「苦い」「酸っぱい」が深く関わっています。
そもそも「コク」「キレ」とは一体何?
コーヒーでいう「コク」「キレ」とは一般的に後味のことです。
コーヒーを飲んだ後、口の中に長くふわりと感じたり、短時間でスッと消えて無くなるものといろいろです。
「コク」「キレ」は、それぞれ後味を区分する指標ひとつです。
コクとキレに関わるもうワンポイント
上記で分けました4区分を誰でも簡単に分ける方法としてもうひとつ大事になってくるポイントがあります。
それが、「味の濃さ」
こちらは、ワールド・バリスタ・チャンピオンの井崎英典さんが、「味わいの道しるべ」として紹介している、「味わい判定表」を簡素化したものです。
非常に味を区分しやすいので今回は引用させていただきました。
どのお店でも、味わい判定表が置いてあればいいのに…
縦に味の濃度感、つまり、味が濃さがどの程度かを表しています。
コーヒーを買う時に「フルボディ」「ライトボディ」などと聞いたことはありませんか?
あれは、味わいの濃さや深さを表しています。ちなみに中間は「ミディアムボディ」です。
横軸は、「苦味」「酸味」です。
アメリカスペシャルティーコーヒー協会の「Coffee Taster’s Flavor Wheel」というものがあります。
美術の授業で出てくる色相環のように、コーヒーの味わいを円形で表したものです。
それによると、「苦味」と「酸味」は色相環の補色のような関係になっていて、対立している構図になっています。
味わいについて「苦味」と「酸味」は、対立関係にあるようです。
濃い + 苦味 → コク
濃い + 酸味 → キレ
軽い + 苦味 → まろやか
軽い + 酸味 → スッキリ
味を理解するとコーヒーを飲みたくなる
後味もコーヒーの味わいの中で大事なひとつです。
味わいを理解することでコーヒーはもっと楽しくなります!
私もたいそうなことは言えませんが、少しでも味について理解が深まると、人にコーヒーを勧めたりしたくなります(笑)
人と一緒に好みの味わいを探求することはコーヒーの楽しみ方の一つです。
ぜひ、「味わい判定表」を活用しながらコーヒーライフを楽しんでください!
ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ優勝者の井崎英典氏の著書である「世界一おいしいコーヒーの淹れ方」はコーヒーの基礎知識を学ぶのにとてもおすすめな書籍だと思います。
ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方
価格:1,650円