ハリオのコーヒー製品でコーヒープレス(フレンチプレス)というものをご存知だろうか?
日本では紅茶のティープレスとして普及していることが有名で、元々はコーヒーの抽出器具ということはあまり知られていない。
実は、コーヒープレスを使った紅茶の抽出は日本だけの文化だそうだ。
私は、今までコーヒープレスで抽出したコーヒーを飲んだことがなかった。
しかし、ひょんな事から実家にあったコーヒープレスを発見したので、初めてのプレス抽出を楽しんでみよう!
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コーヒープレスとの出会い
コーヒー関係の雑誌を読むようになったのだが、コーヒープレスというもので抽出できることを知った。
色々な抽出方法があって面白い!
ワンタン
紅茶はプレスで抽出できるなんて知らなかった私は「フレンチプレスはコーヒーを抽出する道具」だと最初から思っていた。
しかし、日本では、フレンチプレスは紅茶を抽出するイメージが強いみたいだ…
そして、発見したフレンチプレス…母のものである。
20年ほど前、紅茶を飲むために購入したらしいが、そんな優雅なイメージは皆無なので、これを持っているなんて信じられなかった。
母自身もこれを購入した時の記憶はないらしい(笑)
数回使ったきり、棚の中にしまったきりになっていたようだ…
まぁ、前々からフレンチプレスを使ってコーヒーを抽出したい私には嬉しい出来事だった。
コーヒープレスとティープレスの違いがある理由
どうやら調べてみると「コーヒー専用のフレンチプレス」「紅茶専用のティープレス」には、大きさやフィルターの目の細かさによる違いがあるみたいだ。
母が紅茶専用に購入したこともあって、最近までこのプレスは「ティープレス」と思っていたが、部品を詳しく調べていくと、どちらも同じフィルターが使われていたので兼用だということが判明した。
フレンチプレスで有名なメーカーとしては「ボダム」というメーカーもあるみたいで、こちらはハリオと比べて形状が完全に異なっていて「フレンチプレス」「ティープレス」が別物だとわかりやすい。
調べていくとこんな時系列になってるみたいだ。
紅茶メーカーがフレンチプレスを紅茶用として日本で売り出した説があるとかないとか…
ハリオのように、コーヒ用と紅茶用でこれだけ形が似通っていれば、間違える人が多いのも無理はない。
鳥ッパー
形が似すぎでしょ!
実際にコーヒープレスを使ってみよう!
- STEP
コーヒー粉投入
プレスのポットにコーヒー粉を入れる
- STEP
蒸らし
沸騰したお湯をポット半分程注ぎ30秒待つ
- STEP
二度目の注ぎ
抽出したい分量まで注ぐ
- STEP
プレス
蒸らしスタートして4分たったらプレスを行う
- STEP
完成
プレスが完了したら完成!
上記の手順を踏んでコーヒープレスをしていく。
この手順の参考は、『珈琲完全バイブル』のボダムを使用した抽出方法。
コーヒーとテロワールの関係、基礎知識や美味しいコーヒーの使い方を網羅した非常に参考になる良著なので、ぜひ皆さんにも読んでいただきたい。
非常にお世話になった。
細かいことについてもっと詳しく説明していこう。
水の量を測っておく
私のプレスは300cc専用なので、まずは300ccの水を測る。
沸騰すると蒸発して少なくなってしまうので気持ち多めでも構わない。
測ったら、お湯を沸かそう。
ポットにコーヒーの粉を入れる
300cc | 12g~16g |
500cc | 18g~26g |
1000cc | 40g~44g |
上に示したのは、目安のコーヒー豆の量なのでコーヒーによって量を変えてみて欲しい。
焙煎度合いは深煎りが良いそうだが、決まりはないので好みによって変わるだろう。
メッシュは中粗挽きぐらいで、細かすぎるとフィルターを通り抜ける恐れがあるので注意が必要だ。
蒸らしのお湯を入れる
タイマーを4分にセットして注ぐと同時にスタートさせよう。
プレスのポットの半分になるまで、沸騰してすぐのお湯を注いだら30秒待つ。
4分たったらプレスしよう
プレスはゆっくりプレスしよう。
勢いをつけてしまうとコーヒーの微粉などがすり抜けてしまうことがある。
飲んでみた感想
コーヒーオイルという、豆の中に含まれる油分がたっぷりと出ていて美味しそう…
鳥ッパー
中華スープみたいにキラキラしてる…
ハンドドリップでよく飲む豆を使ったのに、香りや味わいが全然違った!
よく「豆の特徴がダイレクトに感じられる」と言われている。
ハンドドリップで私が識別できる味の違いは、「柑橘系のような風味」「ナッツのような風味」が大雑把にわかる程度だった。
今まで、チョコレートはどこにいるのか?
チョコレートを食べながらハンドドリップをする日々だった…
そういうことか!!
「お豆さん!そこにチョコレートを隠していたんだね!」
飲み方によって特徴の捉えやすさが変わるとわかり感動。
実家で眠っていたコーヒープレス。
こんな近くにあったのにプレスで飲むコーヒーを試したことがなかったのは、少し後悔した私dateでした。